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2022-06/28

2022年度 芦田川 川の健康診断 春季調査(2022.6.9(木))の調査結果をアップしました。

春季調査(第36回調査:2022.6.9)

1.開催概要

“芦田川きれい☆きれいプロジェクト”の一環として、芦田川とその支川の17地点を対象に『芦田川 川の健康診断 春季調査(第36回調査)』を6月9日(木)に実施しました。今年度は、新型コロナウイルスの感染防止の観点から、昨年に引き続き一般募集を中止し、事務局スタッフのみで調査を実施しました。

2.調査方法等

調査はスタッフにより3グループを編成し、1グループあたり5~6地点を分担して調査しました。 各地点では、“水質チェック”(家庭排水などによる川の汚れを調べる上で目安となるCOD、亜硝酸(NO2)、りん酸(PO4)のパックテストによる簡易水質測定)、“感覚チェック”(水の見た目や色、匂い、手触りなどによる評価)を行い、各地点の調査結果をとりまとめました。

3.調査結果

<今回の調査結果>

今回の調査結果では、芦田川上流の調査地点である①府中大渡橋、支川神谷川の⑤神谷川橋、支川河手川の⑰河手川橋などで比較的評価が高く、支川高屋川の⑩掛の橋、⑪鶴ヶ橋、支川瀬戸川の⑯観音橋などで評価が低い結果となりました。
 上位ランキングについては⑰河手川橋が、下位ランキングについては⑪鶴ヶ橋が、1位となりました。

<経年的な傾向>

平成17年春からの調査結果をみると、芦田川本川の上流部から中流部は、概ね良好な評価結果で推移していますが、下流部で流入する高屋川の⑪鶴ヶ橋、瀬戸川の⑯観音橋の評価は、過去の調査結果と同様に低い評価となっています。

<まとめ>

今年は梅雨入りが遅れ、5月の降水量が少なかったことから、支川などでの川の水量が安定せず、前年度と比べ評価が低くなった地点もみられました。
 今回の調査で低評価となった支川高屋川の⑩掛の橋、⑪鶴ヶ橋については、川の水量が比較的少ない場所や川の流れが緩やかな場所、浮きごみの有無など様々な要因があげられます。一方で、その下流の⑫出原橋は、川の流れもあり、比較的水量も多く高評価となっていました。また、全体的に、極端な水質悪化も見られないことから、芦田川の水質改善に向けた様々な取り組みにより、水質は改善傾向にあると推測されます。
 また、過去の調査結果と同様に、芦田川の上流側の調査地点は比較的水質が良好な傾向であるのに対し、市街地を流れる支川(高屋川、瀬戸川)の合流後は水質が悪くなる傾向です。良好な水質を維持し、評価の悪い地点を改善していくため、これまでの取り組みを継続していくことが重要と考えられます。

総合評価ランキング
順位 上位ランキング 得点 順位 下位ランキング 得点
1

(17)河手川橋(河手川)

91点

1 (11)鶴ヶ橋(高屋川) 43点
2

(1)府中大渡橋(芦田川)

90点

2 (10)掛の橋(高屋川) 47点
3

(5)神谷川橋(神谷川)

89点

3 (16)観音橋(瀬戸川) 64点

※( )カッコ内の数字は地点番号を示しています。

2022年度 芦田川 川の健康診断調査結果(春季調査:2022.6.9)

模式図

結果一覧表

上記調査結果(調査結果模式図)をPDFファイルでご覧いただけます。 PDFダウンロード
(PDF形式:581KB)

4.今後の取り組み

今後もこのような水質調査を継続し、情報発信していくことで、流域の皆さまに芦田川の現状をご理解いただくとともに、家庭などの身近なところでできる水質改善の取り組みとして、“環法17条”やその簡易版である“芦田川クリーン5”などの普及啓発を進めていきます。

※芦田川をきれいにするための独自の取り組みをまとめた“環法17条”のパンフレットはホームページからも入手できます。既に“芦田川クリーン5”は実践しているという方は、レベルアップとして是非チャレンジしてみてください!

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