2008-03/27
芦田川 きれい☆きれいプロジェクト『河川浄化社会実験』の結果報告をアップしました。
1.目的
芦田川の水質改善のため、身近にできる水質浄化の社会実験を高屋川流域と瀬戸川流域内の各モデル地区において、平成19年11月4日~12月1日までの約1ヶ月間実施しました。
身近にできる水質浄化を地域ぐるみで取り組み、その効果を検証することで、芦田川の現状や家庭で出来る効果的な取り組みを芦田川流域全体へ啓発していくことを目的としています。
また、身近な川をきれいにする効果を実感していただくことで、芦田川流域住民の皆さんに常日頃からの水質浄化活動の契機となって、この取り組みが定着し、流域全体に広まっていくことを期待しています。
2.取り組み内容
- 調理くずや食べ残しを流さない
- 汚れのひどい鍋、食器類は、拭き取ってから洗う
- 食用油は直接流さず、紙に染み込ませたり、固めたりして捨てる
- 食器類を洗う時に、洗剤の使用量を減らす
- 洗濯の時に、洗剤の使用量を減らす
3.調査方法
モデル地区から流れる水路において、水質浄化の取り組み前と取り組み後に水質調査を行い比較することで実施の効果を把握しました。
4.調査結果
2地区の調査結果の平均より、取り組み前に比べて、取り組み後は汚れの量が11%、にごりの量が27%減少、アオコの原因となる物質の量も35%が減少する結果となりました。
これは、流域住民の方々の積極的な参加により、生活排水等の汚れの量が削減されたことによるものと考えられます。アンケートの集計結果からは、ほぼ毎日取り組まれていた項目もありました。
また、今回参加した住民の方々からは、『自分の家庭の周囲から順番にきれいにしていきたい。』『きれいプロジェクトについて、知らない人々がたくさんいると思うので宣伝していきたい』等の積極的な意見もいただきました。
今後も、この「芦田川きれい☆きれいプロジェクト」の輪を流域全体に広げていく活動を進めていく予定です。