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第31回平櫛田中賞受賞記念展 大竹利絵子 いるのここの

【内容】 大竹利絵子(1978-)は神奈川県横浜市出身で、東京藝術大学、同大学院で彫刻を学び、現在は同大学で准教授を務める一方、個展・グループ展を精力的に行い、作品を発表しています。
木彫を基本として独自の世界を探求しており、女性や少年少女、人間に鳥や猫などの動物を組み合わせ具象的に表現しています。
大きい作品では2mを超えるものがあります。
大作でありながらダイナミックな表現とは相対するものであり、内側を見つめるように、静かにたたずむ彫刻を制作してきました。
少年少女など人間を彫っているけれどもどこか人間らしくない、異世界の雰囲気を感じさせます。
表情は抑制され、見る人が自身を投影できることに重きを置いています。
作家にとって彫刻作品を制作することは、最終形を想定していながらも、同時にかたちを探していく行為であり、時間をかけて木と向き合い、身体性によって得られる手がかりを反映させながら全体のバランスをとらえ作品を完成させていきます。
今回は大竹にとって美術館での初めての個展になります。
作家自選の作品で構成し、初期から最新作まで、版画を含めて約45点を展示します。
作品の背景をたどりながら、大竹の芸術をご紹介します。
【期間】 2025年4月25日(金) ~ 2025年6月15日(日)
【時間】 9:00 ~ 17:00
【場所】 井原市立平櫛田中美術館
【入場料】 あり
【連絡先】 井原市立平櫛田中美術館 TEL:0866-62-8787
【HP】 https://www.city.ibara.okayama.jp/site/denchu-museum/